今回は赤ちゃんの肌の色について勉強していきたいと思います。
これは講義で聞いたことの受け売りになるんですが
赤ちゃんの肌の色は
赤ちゃん→黄ちゃん→白ちゃんと変化していくそうです。
この変化について少し説明していきたいと思います。
生まれたての赤ちゃんの肌の色はもちろん赤色
だから赤ちゃんと呼ぶんですよね。
これは分娩のときに胎盤からたくさんの血液が赤ちゃんに移動して
新生児多血症という血液の多い状態になるからです。
血液が増える、というより血液中の赤血球が増えると言ったほうが正しいですね。
血液中の赤血球が増えるということは血液がネバネバになるということで、
あまりにひどいと
血液の流れが悪くなって体の組織が壊死したり
心臓の負荷が増えて心不全になったり
体によくない影響がいろいろと出てきます。
そうならないように、分娩のときはすぐにへその緒を切ってしまうそうです。
なので、大事に至るような新生児多血症というのはほとんどありません。
では、次は黄ちゃん!
黄ちゃんってなんだ、って思われちゃうかもしれませんが
赤ちゃんは生まれて2~3日で肌の色(主に眼球)が黄色っぽくなって、黄ちゃんになるんですよ。
広大くんもしっかり黄ちゃんになってました。
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目が黄色いでしょ? |
では、なぜ赤ちゃんから黄ちゃんになっちゃうのかというと
生理的黄疸というのが原因です。
黄疸とは、血液中のビリルビンという物質が増えた状態のことで
このビリルビンが黄色なので、肌が黄色になります。
そしてビリルビンは赤血球に多く含まれています。
ということは
“赤ちゃん”のときにたくさんあった赤血球を壊して減らすときに
赤血球からビリルビンが血液中にでてくるので、黄疸となるのです。
この生理的黄疸も7~10日で自然に消えるのでそんなに心配する必要はありません。
しかし!
病気によって黄疸が出てくるケースもあり、
黄疸になるのが早かったり(出生後24時間以内)
黄疸が1週間以上長引いたり
ビリルビンが多すぎたり
新生児の様子に異常が見られたりすれば
何らかの病気があるのではないか疑ってきちんと検査する必要があるしょう。
そして最後は白ちゃん
これは黄疸が終わって肌の色が白っぽくなった状態です。
特に何の異常もないです。フツーです。
ここで、赤ちゃんの肌の色の変化はおしまいです。
医学のことはどこまで掘り下げればいいのかわからんので長くなりがちっすね。
間違ってるとことか、わかりにくいとことかあれば、遠慮なく言ってください。
おまけ
デジカメのデータを整理してたときのベストショット