2012年6月23日土曜日

最近の広大くん

久々の広大くんネタっす。

つい最近
広大くんは予防接種を受けてきました。
これでもう4回目の予防接種なんですよ。

今までに受けた予防接種は

Hibワクチン
肺炎球菌ワクチン
BCGワクチン
三種混合ワクチン

になります。

ちょっとこれについて書いていこうかなと思います。

まずはHibワクチン
HibというのはHaemophilus Influenzae type b の略
日本語だとインフルエンザ桿菌B型といいます。


インフルエンザと言えば冬に流行するもの
というイメージがありますが
それの原因はインフルエンザウイルスというウイルスであって

このインフルエンザ桿菌は細菌なので
それとはまったく関係ないんです。
何てややこしい名前をしたやつだ…

ということで
インフルエンザ桿菌がおこす病気は
以前、記事にもした細菌性髄膜炎!
これを予防するのがHibワクチンの目的になります。




次に肺炎球菌ワクチン
これも前に細菌性髄膜炎のところで書いたのでパス!

細菌性髄膜炎の記事はこちら






続けてBCGワクチン
これは結核のワクチンっす。
Hibワクチンと肺炎球菌ワクチンは任意で受けるワクチンでしたが
BCGワクチンは結核予防法という法律によって
生後6か月未満の乳児の接種が義務付けられています。

それと、
Hibワクチンと肺炎球菌ワクチンは不活化ワクチンといって
ホルマリンや紫外線で殺した病原体を使っているのに対し
BCGワクチンは生きた病原体を使った生ワクチンを使っています。
もちろん生きているとはいえ病気を起こす能力はほとんどありません。

不活化ワクチンは数年で効果がなくなってしまうのに対して
生ワクチンの方は半永久的に効果が持続するので
ワクチンとして優秀な気もしますが
免疫が強く反応して発熱や発疹などの副作用が出やすい
というデメリットもあります。


ちなみにこのBCGワクチンの別名は
ハンコ注射
こっちの名前は聞いたことがある人も多いはず。


広大くんにもハンコのあとができました~

最後は三種混合ワクチン
ジフテリア・百日咳・破傷風の三種の細菌に対するワクチンで
こちらも予防接種法によって
接種が義務付けられてます。

そして
この三種混合ワクチンは生ワクチンでも不活化ワクチンでもありません。

ジフテリアと破傷風は菌そのものより
菌が出す毒素が病気の原因となっているので
その毒素から毒性をなくしたトキソイドというワクチンが使われています。

百日咳のワクチンは
細菌の免疫反応を起こす部分だけを取り出した成分ワクチンです。
インフルエンザウイルスのワクチンも成分ワクチンですね。

これらのワクチンをまとめて接種するのが三種混合ワクチンです。


以上ワクチンのお話でした。
何か間違ってたり、分かりにくいとこがあったりしたら
コメントください。



おまけ
ワクチン接種後の広大くん
涙目になりながらもカメラ目線ははずさない!
さすが、我が家のアイドルっす!!
 


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