2012年6月30日土曜日

お酒の強さ

今日は竹下にあるビール園まで行ってきました。
やっぱり今の時期はビールがうまいっすね。
ジンギスカンと一緒に堪能してきましたよ!



ところで
お酒の席となれば
アルコールに対する強さってのは一度は話題になりますよね。

今回それについて書いていこうかと思います。


お酒の主成分はアルコール
アルコールは体に取り込まれると

アルコール(エタノール)

↓←アルコール脱水素酵素(ADH)

アルデヒド(アセトアルデヒド)

↓←アルデヒド脱水素酵素(ALDH)

酢酸

という経路で分解されます。


そして、 その各段階によって

アルコール→気分の良い酔い方

アルデヒド→気分の悪い酔い方

酢酸→酔いは醒めちゃってます。

といった感じになります。

これから分かるように
アルデヒドをため込みやすいほど
つまり
ALDHの活性が低いほど
お酒に弱い!
ということになります。


これを簡単に調べられる方法がパッチテストで
アルコールをつけたガーゼを肌に張って色の変化を見るんですけど
数分後肌が赤くなっていれば、お酒に弱くて
変化がなければ、お酒に強いってことになります。

ちなみに
九州大学の生化学の実習では
自分のALDHの活性が強いのか弱いのか
DNAレベルで調べることができます!
2年生のみんな楽しみにしとき~




すると気になるのが
鍛えればお酒は飲めるようになる
って説が本当かどうか

 
ALDHに関しては
遺伝的に活性の強さが決まるので
鍛えようがないです。


しかし!
アルコールの分解には
先ほど示した以外の副経路が存在します。
ミクロゾームエタノール酸化酵素(MEOS)ってのが働くのですが、
このMEOSはお酒を飲むことによって鍛えることができるそうです。

ということで
確かにお酒を飲むことで鍛えるのは可能なようです。

でも、あくまで副経路を鍛えるだけなので
もともとALDH活性の高い人ほどは飲めないですし
肝臓への負担も大きいので
やっぱり無理をしちゃダメってことです。


ちなみに
ALDHの活性が高くてお酒に強い人も要注意!
アルコール依存症の人のほとんどはALDHの活性の高い人です。
なにごともほどほどにしておくことが大事です。


なんだかんだ書いてきましたが
お酒の飲み過ぎには気を付けて
楽しく飲み会をしましょう
ってことですね。


以上、お酒についての話でした。


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