先日病院実習の班分けと何科を回るかのオリエンテーションがありました。
とりあえず最初に回るのは精神科ということだそうです。
精神科というのは個人的に色々な思いのある科なんです。
というのも
うちの祖母が以前うつ病だったんですよね。
きっかけは祖父が亡くなったこと
これ自体はよくあるような話なんですが
問題はこのあと
祖母は8年間もうつ病に悩まされることになりました。
当時の祖母はそれはすごくて
夜な夜な
もう亡くなった知人たちがベッドの周りに集まってくる
といった幻覚だか悪夢だかそんなものが見えていたそうです。
もちろん地元の精神科には通っていましたが
まったく治る気配はなし
日に日に薬の量が増えていくばかりで
最終的には10種類くらいの薬を飲んでいました。
そんなある日
母がそこの医師に
大きな病院に行ってもっと精密な検査をした方がいいんじゃないか
という相談をしたところ
医師はこれを拒否したそうです。
その後
母と言い争いになり
私は専門医ですよ!
あなたは私の言うことを聞きけばいいの!
という言葉に母はマジ切れ
そのまま帰って
二度とその病院に行くことはありませんでした。
そしてその二週間後…
祖母のうつ病は快方へ向かい始めました(^_^;)
薬を飲まなくなって良くなったことから
薬の副作用のせいでうつ病のような症状が出ていたようです。
8年も病院に通ったのはいったいなんだったのか!
という思いもありますが
祖母が元気になって本当に良かったと思います。
当時、私は高校3年生でしたが
この経験は今思い出しても医師のあり方を考えさせられます。
オリエンテーションでもあった話ですが
自分が患者を治してやっている
という思い上がった考えはホントに良くないと思います。
間違っても患者さんに向かって
俺の言うことを聞けばいいんだ!
と言う医師にはなりたくないものです。
そういった医師の心構えみたいなものも
実習を通して学んでいきたいと思います。
それでは
明日からの実習頑張っていきま~す!
おまけ
やっぱ広大くんの写真がないとさみしいよね
P.S.
うつ病に対して薬物は絶対ダメだと言うつもりは毛頭ありません。
私の祖母が治ったのはたまたまです。
薬は正しく使うことが重要なんだと思います。
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